【高校野球】最初で最後の夏にかける1人の選手「3校連合チーム」VS 浜松日体
最初で最後の夏にかける1人の選手がいます。特別支援学校に通い3校が組んだ「連合チーム」の1人。その結果は…。
6月の開会式たったひとりで行進したのが浜北特別支援学校3年の池田謙信選手です。
うまれつき耳が聞こえず人工内耳という装置を付けている池田選手。
他の県の大会で特別支援学校の参加が徐々に増えていることからこの春、県高野連へ加盟を申請。
佐久間、熱海との連合チームで最初で最後の夏を戦います。
池田謙信選手
「(初戦が)楽しみな 気持ちです。笑顔のある最後まで笑いたい大会にしたいって思います」

浜松日体と対戦
浜松日体との1回戦。
池田選手は1塁コーチャーです。
1回連合は2本のヒットで先制のチャンスを作り、5番・石井。
ライト前ヒットで2塁ランナーがホームを狙いますが、浜松日体が好返球。
先制することができません。
そのウラ連合は守りの乱れもあり1点を失うと、浜松日体の6番・河村にタイムリー2ベースを打たれるなど大量失点。
主導権を握られます。
4回のピンチの場面ここで池田選手が伝令でチームメイトのもとへ。
池田謙信選手:
「がんばろうと、言いました」
そして…連合は11点リードを許したまま5回表2アウト…。
浜松日体にコールド負け。
出場はならなかったものの、池田選手は充実した表情で 最初で最後の夏を終えました。
池田謙信選手:
「悔しさは残っていますけど、思い出になったので一番楽しかったです。応援してくれた方々に感謝したいです」
