住宅地のすぐ近く…静岡市の安倍川河川敷に野生のシカが現れる

１８日朝静岡市の安倍川の河川敷で野生のシカの目撃情報がありました。住宅街にほど近い場所にどうして現れたのでしょうか？

撮影者 静岡・駿河区 東新田 午前8時ごろ:
「なんでここにいるの！？えっ？犬じゃない…　ちょっと…　えっ！？」

　突然の出来事に慌てる撮影者。その視線の先には…

撮影者 静岡・駿河区:
「何でいるのここに！あなた達は！ちょっと！なんでシカがいるの！」

　１８日朝撮影者が愛犬の散歩中に出会ったのは…、何と野生のシカ２頭。

　撮影者が驚くのもそのはず。

　この場所は静岡市のJR安倍川駅から車でおよそ５分。

　周りには住宅街や学校などが密集していて、野生動物とは無縁な場所なのです。

撮影者 静岡・駿河区:
「走ってる走ってる。けっこう速いでや。こんなのがワンコと衝突したら困るでよ。また河原に行ったな…」

　映像には河川敷を悠然と走るシカの姿が。

　一体、なぜ、静岡市の中心部にシカが現れたのか。

　現場を緊急取材しました。

阿隅健一ディレクター
「河川敷内を少し歩くと、このように動物の足跡のようなものが確認できる」

　午前１０時半の時点では、シカの姿を確認することはできませんでした。

　　 壺坂さん 犬とシカの発見現場に向かう。

　当時の詳しい状況を動画の撮影者である壺阪さんに聞くことができました。

シカに遭遇した壺阪道也さん:
「本当にびっくりしました。犬の散歩で一番気を付けているのは、他の犬との遭遇。だから僕はデカい犬がいると直感で思った瞬間よく見ると、犬じゃないっていう。携帯で撮影もしたけど、全然うまく撮れてなくて自分でもがっかりした。それだけ自分が動揺していた」

　近所に４０年暮らしている壺阪さんも、この付近でシカを見たのは今回が初めて。

　１８日朝シカを見かけたという、サッカーコート一面分ほどの広い場所に案内してもらいました。

シカに遭遇した壺阪道也さん:
「このぐらいじゃないかな。この辺だと思う。写真で見直してもそうですし、(シカが)消えたのはそこで消えた。そこに現れて、出てきてまた戻っていった。河原と言ってもここは街中ですから。そんなのいるわけないし、見たことないし。そもそもシカを見たのは北海道へ行ったときとか、奈良へ行きましたね」

　実は１０月1日にも、静岡市内では、シカ２頭の目撃情報がありました。

　その場所は、ここから上流に１０ｋｍほど進んだ場所。

　同じ個体かどうかは明らかになっていませんが、住宅街が近くにある安倍川沿いでシカが転々としながら生活している可能性も出てきました。

　静岡市によると今回のシカの目撃情報を受け、警察が捜索にあたっているということです。

　実は１０月1日にも、静岡市内では、シカ２頭の目撃情報がありました。

　その場所は、ここから上流に１０ｋｍほど進んだ場所。

　同じ個体かどうかは明らかになっていませんが、住宅街が近くにある安倍川沿いでシカが転々としながら生活している可能性も出てきました。

　静岡市によると今回のシカの目撃情報を受け、警察が捜索にあたっているということです。