かまどに火をつけて魔女を殺したら処分は? 童話を題材に生徒が少年審判学ぶ 静岡家庭裁判所

YouTube Video かまどに火をつけて魔女を殺したら処分は? 童話を題材に生徒が少年審判学ぶ 静岡家庭裁判所
動画を再生

 童話を題材に中学生や高校生が裁判官や付添人の役割をする、模擬少年審判が家庭裁判所で行われました。

 少年審判とは、少年が再び犯罪に手を染めないよう家庭裁判所が処分を決める手続きのこと。

 今回の題材は、童話「ヘンゼルとグレーテル」。不幸な家庭環境で育ったヘンゼルとグレーテル。ヘンゼルがかまどに火をつけて魔女を殺してしまいます。

 少年審判では裁判官役や付添人役の中高生が、事件に至った経緯などを聞き出します。継母に虐待を受けて、家を追い出され、さらに魔女に牢屋に閉じ込められて、魔女を殺したと答えるヘンゼル役。

 会議室に戻り評議した結果、未熟であり、妹を守るためだったとして、ヘンゼルの処分は保護観察に決定しました。

●参加した女子高生: 
「(裁判官と話をして)裁判官が中立を意識して、誰かが不公平にならないようにといった話で、そういうことも大事だな、と。いろいろな考え方を知りました」

●将来の夢は弁護士という女性:
「実際やってみてこういう仕事もあるんだなって実感して将来の選択肢が広がったなと感じます」