毘沙門天大祭に1年間の福を願う多くの人 静岡・富士市
静岡県富士市では4日から毘沙門天大祭が始まりました。1年間の福を願って多くの人が訪れています。
●古賀りなアナ ウンサー:
「午前10時すぎの富士市妙法寺です。お天道様にも恵まれ富士山がくっきりと見えています。そんな中、こちらで今日開催されているのが、毘沙門天大祭。朝から多くの方々でにぎわいを見せています」
4日から富士市ではじまった「毘沙門天大祭」。江戸時代から続く歴史あるお祭りです。2024年はおよそ20万人が訪れたお祭り。来場者のお目当ては…。
●古賀りなアナウンサー:
「毘沙門天大祭と切っても切り離せないのがこのだるま。こちらには、右にも左にもずらっとダルマの屋台が並んでいます」
富士の毘沙門天大祭だるま市は群馬の「高崎」、東京「深大寺」と並ぶ、日本三大だるま市とされていて、だるまを売る屋台が全国から集まります。なかにはこんな大きなだるまを買った人も…
●静岡市内の電気工事会社 社長:
Q.すごく立派なだるまを購入しましたね。「ありがとうございます。」
Q.このサイズは?「一番大きいの持ってみます?」
古賀)「いいんですか?重い!かなりずっしりありますね!」
「持って帰るの大変です。工事屋なので工事の安全を祈願してもらうように買います」
Q.会社に置くということ?
「そうです。会社の金庫の上に置いています。神棚に置けないんで」
会社に置くような大きなものから、家庭用の小さなものまで。お客さんも“お気に入り”を探します。
●河津町 60代男性:
「毎年ここで買っている。形が気に入っていて。3年に1年ずつ大きくして3年経ったらまた小さくして」
Q.どうでしてですか?
「成長というか、発展という意味で」
Q.何年ぐらい続けている?
「もう3、40年」
いっぽう、こちらでは…
●3本締め:
「よおー!それそれそれ!…」
自動車会社の専務を務める男性。商売繁盛を願って購入した縁起物で両手がいっぱいになっていました。
●三島市自動車会社 専務:
Q.とってもきらびやかで豪勢ですね。
「毎年頑張ってこれを買いに来ています。」
Q.今日は何を買った?
「熊手と、お宝と、ダルマです。会社の神棚に飾ります。」
Q.目はどうする?
「目は自分で入れます。今年こそはもうちょっと売り上げアップを目指して、従業員もなかなか来ないので、なんとか従業員が一人でも二人でも今年は来てもらえるとありがたい」
富士市の「毘沙門天大祭」は6日まで開催されます。
●毘沙門天妙法寺 髙橋尭薫住職:
「私どもお寺もお参りの方もここに出ている業者の皆様も、みんなが良かったな、そして何よりも協力していただいている地域の住民の皆様みんながあー良かったねって、お祭りになったらと思っている。」