江戸時代に起きた災害を古文書から読み解き今後の防災につなげよう トークイベントが静岡市歴史博物館で開催

江戸時代に起きた災害を古文書から読み解き、今後の防災につなげてもらおうというトークイベントが、静岡市歴史博物館で行われました。
トークイベントにはおよそ30人の市民らが参加しました。学芸員の増田亜矢乃さんが江戸時代に起きた地震などの被害が記された古文書を元に、当時の様子を話しました。
江戸後期、1854年11月に発生した遠州灘沖を震源とする安政東海地震では、駿府で51人が死亡し、613軒が焼失しました。
増田さんは古文書を読み解くと、地震後に海岸から内陸へ400mのところまで津波が襲った記録があると説明。過去に残された被害の状況を参考にして日頃から、自分が住んでいる地域はどのあたりまで津波が襲って来るのかなど、ハザードマップを確認する重要性を呼びかけました。