静岡マラソン注目選手は…箱根駅伝3連覇の青学メンバーに公務員ランナー、ウルトラマラソン世界一の選手も

 あす8日の静岡マラソンの注目選手は…。

静岡マラソン注目選手は…箱根駅伝3連覇の青学メンバーに公務員ランナー、ウルトラマラソン世界一の選手も

佐藤有一選手

佐藤有一選手:「目標タイムは2時間15分切り。目標は優勝です」

 今年の静岡マラソンを盛り上げる招待選手の一人が、青山学院大学4年の佐藤有一選手。183センチと長身で3連覇を達成した1月の箱根駅伝では9区で区間賞を獲得、歴代3位の好タイムで3連覇に貢献しました。

佐藤有一選手:「箱根に向けてやってきたので、3連覇できてほっとしてますし、パレードとかもやってみてファンの方が多いんだなっていうのを改めて感じました」

 そんな佐藤選手、決してエリート街道を走ってきたわけではありません。去年の箱根駅伝は補欠。3大駅伝の出走は大学4年生になってから。それでも寮長として自分を厳しく律し、最終学年で大きく飛躍。静岡マラソンでの初のフルマラソンを足掛かりに強豪実業団へと飛び込みます。

佐藤有一選手:「箱根駅伝の前に出場。静岡マラソンどうだって言われて、出ますって。マラソン走りたかったので」

原晋監督:「やっぱり初マラソン初優勝を目指してね。佐藤については、9区区間賞、箱根駅伝優勝メンバーのプライドで戦って欲しいなと思いますね」

静岡マラソン注目選手は…箱根駅伝3連覇の青学メンバーに公務員ランナー、ウルトラマラソン世界一の選手も

青学からは村上直弥選手も出場

 青学からはさらに3年生の村上直弥選手も出場。そんな2人に心強い味方が。去年4月から僕を青学でコーチを務める下田裕太さんです。下田さんは去年、引退レースとして静岡マラソンに出場。沿道の声援に手を振って答えるなど、38キロ過ぎまで先頭を走り、3位フィニッシュ。その経験を後輩に伝えています。

下田裕太コーチ:「静岡は本当に風との勝負。向かい風になるか追い風になるかで、20キロ以降のところがだいぶ難易度は変わってくるので。どのレースでもすごいマネージメント能力が試されますけど、静岡は特にそういうところが大切でというところは話してますね」

佐藤有一選手:「前半は突っ込みすぎず、自分のペースを刻んで、後半海沿いのところで向かい風だとしてもそこで一人で抜け出すっていうのを想定します」

 去年3位の下田。一昨年優勝の小田俊平とフレッシュグリーンのOBたちが彩ってきた駿河路。プライドを胸に現役青学生がフィニッシュ地点を目指します」

佐藤有一選手:「先輩も優勝してますし、フレッシュグリーンのユニフォームを着て走るレースが静岡マラソンで最後なので、爪痕残せるように頑張っていきたいと思います」

静岡マラソン注目選手は…箱根駅伝3連覇の青学メンバーに公務員ランナー、ウルトラマラソン世界一の選手も

公務員ランナー渡辺大地選手

 青学現役部員が今年の主役? そこに待ったをかけるのが小山町出身のこの男。黄金時代の一翼を担った青学OB公務員ランナー渡辺大地。加藤学園を卒業後、名門青山学院大学陸上競技部へ進んだエリートランナーです。しかし…。

渡辺大地選手:「メンバーにも入れなかったので、悔しさはあったんですけれども」

 箱根の大会記録を塗り替えるほど層の熱かった当時のチーム。それでも最強の仲間と充実した4年を過ごし、小山町に帰ってきました。 練習は朝5時半から。まだ誰もいない街に刻む足音。これが公務員ランナーの意地です。

渡辺大地選手:「何も考えずにいられる時間が走っているときなので、忘れていた走ることの楽しさっていうのを社会人になって感じることができているので」

 練習を終えるとその顔は公務員の渡辺へ。企画政策課での仕事はマラソンと同じく粘り強さが求められます。

渡辺大地選手
Q.どんな仕事をされている?
A.「主に公共交通を担当していまして、それの管理をしています。住民との対話と言いますか、粘り強くやっていくことによって、仕事の走ることの結果に繋がってくるのかなと思います」

 原監督も放送席に駆けつける8日のレース。今なお交流が続く恩師に、社会人、そしてランナーとして成長した姿を見せる舞台が整いました。

渡辺大地選手:「市民ランナーとして初めて監督にも走りを見ていただく中で、少しでも長い距離一緒に走れたら自分もうれしいなと。小山町の子どもたちにも勇気を与えられるような、そんな走りができたらなと思っているので、100%の準備をして頑張りたいなと思います」

 小山町、そして自分のプライドのために最強のOBが静岡の街を駆け抜けます。

渡辺大地選手
渡辺大地選手

ウルトラマラソン世界一 岡山春紀選手

 岡山春紀。コモディイイダ所属、31歳。実はある種目の世界王者なんです。それが…

岡山春紀選手:「ウルトラマラソンです」

 42.195キロを超える距離を走るウルトラマラソン。岡山は2022年の100キロ世界選手権で優勝を果たしました。

岡山春紀選手:「私自身は走ることが大好きなので、それが100キロという競技にも生かせる走りになっているんじゃないかと思っています」

 さらに、数々のフルマラソン大会でも結果を残している岡山。自身の武器について。

岡山春紀選手:「粘り強さには自信がありまして。スピードはないんですけども、粘り通す力は自信があります」

 しかし、ここまでの道のりは平坦ではありませんでした。高校時代、ケガに苦しみ結果が出ない日々が続くと、大学では陸上部にすら入部することができず、そんな岡山の転機となったのが、2019年の静岡マラソン王者・川内優輝選手の練習法を記した1冊の本でした。

岡山春紀選手:「朝、夕と2回練習をしていたんですけれども、川内選手は一回集中型ということで、私もやってみたら結構はまって、ケガも少なくなって」

 1冊の本との出会いで才能を開花させた岡山。今ではその憧れの川内選手と練習を共にする関係に。

川内優輝選手:「本当に粘り強く努力家ですし、ウルトラマラソンの世界選手権でも優勝していますし、そういう大事な時にはきっちり調子を合わせてくる選手だなと思っています。今回、静岡マラソンは結構いいメンバーが集まっていると聞いていますが、引くことなく積極的な姿勢で、スタミナに関しては自分が一番強いんだと、そういう風に思って頑張ってほしいなと思います」

 初参加となる静岡マラソン。世界王者が静岡の地を駆け抜けます。

岡山春紀選手:「静岡マラソンの目標はやはり優勝を狙っていきたいなと思っています。粘り強さがモットーなので、後半しっかり粘り通して、勝つことだけを集中していきたいなと思っています」

静岡マラソン注目選手は…箱根駅伝3連覇の青学メンバーに公務員ランナー、ウルトラマラソン世界一の選手も