10年ぶりに図上訓練を実施 台風による水害が発生する中震度6強の地震が発生したとの想定 静岡県

静岡県を含む10都県が県庁や消防本部で、台風と地震による被害が同時発生した場合を想定した図上訓練を実施しました。

 訓練は、静岡県東部で台風による水害や土砂災害が発生する中、午前8時45分に震度6強の地震が発生し、火災や津波による被害が出た想定で行われました。

 10年ぶりに静岡県で実施された訓練には、県の職員や消防隊員などおよそ450人が参加し、緊急消防援助隊の派遣を要請する手順などを確認しました。

県庁では、被害状況の情報収集をするグループや、
消防庁に応援を要請するグループに分かれ、受け入れ体制を整えるための連携を図っていました。

静岡県 黒田健嗣危機管理監
「雨でヘリコプターが飛ばせないとか、夜間で被害の状況がなかなか把握できないということも実際の災害では当然起こりうることですので、さまざまな方法を用意して迅速な情報収集等に備えていくことが必要かと考えている」