雨の予報に竜巻被害の静岡・牧之原市では二次災害を防ぐために「雨対応」が急務

過去最大クラスの竜巻被害を受けた牧之原市。発災後、初めてとなった雨の影響で、復旧作業は難航しています。
進士陸斗記者
「牧之原市細江地区です。先ほど降った通り雨の影響で瓦礫などが濡れている。外は非常に蒸し暑く、きょうも過酷な環境での復旧作業となりそうです」
過去最大級の竜巻被害からきょうで5日。
被災地では、雨による蒸し暑さの中での復旧が強いられています。
住民
「朝から屋根の雨漏り対策でブルーシートの準備をしていたが、ギリギリ間に合わなくて、家財がいろいろ濡れてしまった」
追い打ちとなった突然の雨。
住民
「ここが抜けちゃってここから全部水が入ってくる」
進士陸斗記者
「今も雨漏りをしている状況ですね」
「ブルーシート敷いて雨漏りをこれ以上させないようにという作業で忙しい」
今夜からあすにかけ、雨予報となっている牧之原市。
雨が室内に吹き込めば、被害拡大の恐れも出てきます。
修理業者
「きょうは雨が(家の)中に入っちゃう家だけ。床や天井が濡れて困る家を最初に回るように考えている。市からブルーシートが支給されていて、客も持っているので、それを使って」
およそ30社が所属する地元の建築組合にも依頼が相次いでいます。
こちらには9日から修理依頼が16件あったといいますが、
対応できる人員に限りがあるため、午前10時には募集を打ち切りに。
それでも…
電話がかかってくる
「(プルル♪)榛南建築組合です。あっはい。大変でした…」
業者にとっても今夜の‟雨対応“は急務となっています。
Qきょう何軒目?
「4軒目です」
Qきょうあと何軒ほど?
「あと6軒くらい。きょうも20時とか暗くなるまでやらないと無理」
住人
「いつ今まで通りに戻るかわからないのでありがたいですよ本当に」
ただ、状況は深刻です。
業者
「金曜日から5日目でだいぶ疲れが溜まっている。困っている人を助けるために何とか頑張りたいと思って、きょうも応援で何人も大工が来てくれているので、頑張ります」