2回目の公判を終えた弁護側と検察の反応は
袴田さんの第2回再審公判を終えた弁護側と検察側の反応です。
袴田巌さんの姉ひで子さん(90):
「捜査資料なんてたくさんあるでしょ。それを探し出して、読み込んでくださったっことが感謝感激でございます。それにとてもおもしろかった。きょうは居眠りはしませんでした」
袴田さんの弁護団 小川秀世事務局長:
「検察官の工場と犯行を結びつけるという事実に具体的に反論されて、非常に脆弱な立証であることがよくわかっていただくと同時に、ねつ造の動きがあったんではないかということが、良く伝わったのではないかと思います。」
袴田さんの弁護団 田中薫弁護士
「いかに本件の捜査がずさんなものであったかということがお判りいただけたのではないか。袴田さんが本件の犯行とは何の関係もなく、そして、警察が言っているような行動をとるということがなかったということが、お判りいただけたのではないか
検察は
一方検察側は、犯行は外部の複数人によるもので、凶器は他にもあったと弁護側が指摘したことについて、「裁判の中でやっていくことなのでコメントしない」としたほか、「検察として必要な主張・立証は尽くさなければいけない」「三者協議で話し合われた計画に沿ってできる限り結審に向けてやっていきたい」とコメントしました。
次回、3回目の再審公判は20日に開かれます。