居眠り運転を防ぐために 深夜のサービスエリアでコーヒーのサービス カフェインの効果を検証 NEXCO中日本
深夜の高速道路の居眠り運転防止のためネクスコ中日本がある取り組みを始めました。利用者の反応は?
深夜の高速道路を走るトラック。
この時間帯に危険なのが「居眠り運転」です。
深夜は交通量の割に死亡事故が多く、NEXCO中日本管内ではおととしは33件中15件、去年は34件中16件が深夜帯(午後10時~午前5時)に発生。
「居眠り運転」はその大きな要因の一つとなっています。
2012年には群馬県の関越自動車道で未明に走行中のツアーバスの運転手が居眠り運転し、乗客7人が死亡しました。
桜井健至記者
「午後11時の牧之原サービスエリアです。この時間帯、駐車場にはトラックがずらりと停車しています」
深夜のサービスエリアには、休憩する多くのトラックの姿が…
重大事故にもつながる居眠り運転。
その対策としてNEXCO中日本が新しい取り組みを始めました。
(機械から注がれるコーヒー)
19日から始まったのは深夜のサービスエリアでコーヒーを無料提供するキャンペーン。
静岡県内では東名高速の牧之原サービスエリアと、浜名湖サービスエリアでスマートフォンのアプリ「わくわくハイウェイ」を使うと、コンビニエンスストアでコーヒー1杯が無料で受け取れます。
カフェインを摂取した後、15分程度の仮眠をとることで眠気防止の効果を高められるという研究結果があり、このキャンペーンはその検証が目的となっています。
長距離トラックのドライバーは
長距離を運転するドライバーたちは…
大阪まで運転するドランバー:
「あーうまい。食べて走ると必ず30分以内に眠気が来ます。僕の場合」
(コーヒーは効果ありますか?)
「なかったら厳しい。お茶や水よりコーヒー飲んでいるときのほうが長く走れますね」
大阪まで運転するドライバー:
「運転しているときに気が付いたら外側の線に知らないうちに寄っていくことも多々ある。(次も)ぜひ利用してみたいと思う」
NEXCO中日本は今後、事故件数やドライバーへのアンケートを確認し、事故防止につなげていくということです。
NEXCO中日本 東京支社広報・CS課 三辻優作さん:
「コーヒーの無料提供や、短時間の睡眠を活用していただいて、事故のないように安全走行していただけたらと思います」
キャンペーンは3月19日まで実施され、コーヒーは午後10時から翌日の午前5時まで受け取ることができます。