マダニが媒介する感染症の患者を新たに確認 2024年静岡県で5人目
静岡県はマダニが媒介する感染症の患者を新たに確認しました。2024年では5人目です。
静岡県によりますと、11月20日、賀茂保健所管内の30代の女性にかぜの症状が現れ、29日に重症熱性血小板減少症候群と診断されました。発症前に、山林で作業をしていたことから、マダニにかまれて感染したとみられます。
女性は現在も倦怠感などが続き入院中ですが、命に別状はありません。
重症熱性血小板減少症候群はマダニにかまれるほか、感染した人や犬、猫の体液と接触することで感染することもあり、重篤化した場合は死に至ることもあるということです。
県は、畑などに行く際は肌の露出を少なくするなどマダニ対策を十分に行うよう呼び掛けています。