「聖地巡礼」浜松市でアニメを活用して観光客を誘致する取り組み進む
映画の世界に入り込んだ感覚を体験できます。アニメを活用して観光客を誘致する取り組みが、浜松市で進んでいます。
●梅田航平記者:
「浜松市天竜区の天竜二俣駅です。こちらには人気アニメエヴァンゲリオンに登場する重要アイテム、ロンギヌスの槍が刺さっています」
掛川市と湖西市を結ぶ天竜浜名湖鉄道。浜松市の山あいにある天竜二俣駅は「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の舞台となっています。駅舎にはアニメのキャラクターがラッピングされた電車。転車台からの眺めはまさに映画そのものです。
この観光資源を生かして県が取り組んだのが、PR動画の撮影です。
●AKB48 大盛真歩さん:
「あ! これはめちゃめちゃ見覚えありますよ」
動画には、アニメ好きアイドルとしても知られるAKB48の大盛真歩さんが登場。天竜二俣駅にあるエヴァスポットを体感し、全身で映画の世界観を味わいました。
●AKB48 大盛真歩さん:
「ロンギヌスの槍が天竜二俣駅に新しく置いてあって、見ることができてめちゃめちゃうれしかったですし、静岡県の魅力、天竜浜名湖鉄道の魅力が伝わったらいいなと思う」
県だけではなく、浜松市も聖地を活用したファンの誘客を図ります。
4月中旬ごろから、JR浜松駅の周辺にエヴァンゲリオン初号機やキャラクター像を展示する事業費として、4200万円を2月補正予算案に組み込みました。アニメのパビリオンが設けられる、大阪・関西万博に合わせ国内外のアニメファンを取り込む狙いです。
●浜松市 中野市長:
「クールジャパンを代表するようなアニメ。それを目当てに来た方々が合わせて街中を周ってもらえるような仕掛けづくりもしていきたい」
撮影されたPR動画は3月、テレビ朝日系列のABCテレビ「旅サラダPLUS+」でWEB配信される予定です。
