静岡市でドイツ兵の献花式 第1次世界大戦中、捕虜として収容されたまま亡くなる
第1次世界大戦中、静岡市で捕虜として収容されたまま亡くなったドイツ兵の献花式が行われました。
静岡市葵区沓谷にある旧陸軍墓地。ここには第1次世界大戦中、静岡市で捕虜として収容されていたドイツ海軍所属のグスタフ・マタイスさんの遺体が埋葬されています。
この墓は100年以上、地元の自治会が管理を続けていて、14日は駐日ドイツ大使館のペルジケ空軍大佐のほか県や市の幹部らが花を手向けました。
●ドイツ連邦共和国大使館 ラルフ=オリバー・ペルジケ空軍大佐:
「(グスタフさんは)故郷に戻ることなく命を落としました。両国が共に祈りを捧げることは日・独の国民をつなぐ深い友情の表れです」
第1次世界大戦当時、静岡市では107人のドイツ兵捕虜が収容されていました。
献花式の実行委員会はこうした事実を伝えるため、今後も両国をつなぐ取り組みを続けたいとしています。
