他人に使用させる目的を隠して金融機関の口座を不正に開設した元警察官に執行猶予付きの有罪判決 静岡地裁

金融機関の口座を不正に開設した罪などに問われている元警察官の男に、静岡地裁は執行猶予付きの判決を言い渡しました。

 判決によりますと、浜松中央警察署の元巡査長の被告(28)は2024年他の男と共謀して、他人に使用させる目的を隠して複数の金融機関で不正に口座を開設し、キャッシュカードをだまし取りました。

 23日の判決で静岡地裁の野々山優子裁判官は「警察に対する社会的信頼を失墜させかねない犯行」と指摘。
 一方で、「懲戒免職され一定の社会的制裁を受けている」などとして懲役2年執行猶予3年の判決を言い渡しました。

静岡地裁
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