袴田巌さん弁護団が6億円の損害賠償請求へ 「検察や静岡県警が違法捜査で犯人に仕立て上げた」

再審で無罪が確定した袴田巌さんの弁護団は検察や静岡県警が違法捜査で袴田さんを犯人に仕立て上げたとして、国や静岡県におよそ6億円の損害賠償を求める方針を固めました。
18日袴田さんの弁護団が開いた会議で、損害賠償金額について話し合いました。
弁護団によりますと、会議で国と静岡県におよそ6億円の損害賠償を求める方針を固めたということです。
ねつ造した証拠で袴田さんを犯人に仕立て上げて死刑の恐怖を味わわせ、その影響で拘禁症を患わせたことなどから、金額を決めました。
再審無罪事件の国家賠償請求訴訟では過去最高の請求額になり、9月26日に訴えを起こします。