リニア新幹線 品川~名古屋間の総工事費についておよそ4兆円を増額 物価高騰の影響などをうけ JR東海
リニア新幹線、品川~名古屋間の総工事費についてJR東海は、およそ4兆円増額することを明らかにしました。
●JR東海・丹羽俊介社長:
「品川―名古屋間の総工事費は、11兆円となる見通しです」
リニア新幹線工事を巡り、丹羽俊介社長は総工事費について、これまで見込んでいた7.04兆円から11兆円に見直すことを発表しました。
具体的には、物価高騰などの影響で2.3兆円、静岡工区を含む難工事への対応で1.2兆円などを増額しています。
静岡広報室によりますと、静岡工区は急峻な地形であることなどから、環境への影響を抑えるための沢の流量調査や着工後のモニタリングにかかる費用なども盛り込まれました。
●JR東海 丹羽俊介社長:
「総工事費が11兆円になったことについては重く受け止めている。今後プロジェクトの管理機能を強化するとともに、業務改革および収益の拡大により経営体力の一層の強化に取り組んでいく」
