知事ら特別職の月額報酬を減額する条例改正案を提出 静岡県議会12月定例会開会
静岡県議会の12月定例会が1日開会しました。鈴木知事は県財政に改めて厳しい見方を示し、知事ら特別職の給与を減らす条例改正案を上程しました。
鈴木康友知事
「現時点で、経常収支比率や実質公債費比率等の財政健全化指標の状況は全国下位であり、『財政危機宣言』に匹敵する大変厳しい状況と申し上げざるを得ません」
静岡県が発表した2026年度の財政収支試算では、財源不足分は640億円にのぼっていて、試算段階で不足が500億円を上回るのは4年連続です。
これを受けて鈴木知事は自身の給与を10%、副知事と教育長の給与を7%、それぞれ毎月減額する条例案を県議会に提出しました。
このほか75億円あまりの補正予算案も上程されました。
県議会12月定例会は19日までで、55の議案が審議されます。
