【リニア新幹線工事】静岡県とJR東海は大井川の水資源に影響が出た場合の補償について合意 確認書を締結
リニア新幹線静岡工区をめぐり、静岡県とJR東海は大井川の水資源に影響が出た場合の補償について合意しました。
鈴木康友知事
「大井川流域のみなさんの不安・懸念に寄り添った形で確認できたものだと思う」
24日静岡県庁で開かれた締結式には、鈴木知事とJR東海の丹羽俊介社長らが出席し、大井川の水の補償に関する確認書を締結しました。
合意された文書には、流域で水利用に影響が生じた場合、JR東海は補償の請求期限や対象期間について制限を設けないとしたほか、被害と工事の因果関係の立証を県や流域関係者に求めずJR東海が調査することが盛り込まれました。
また、静岡県は水の補償について、国の関与を求めていて、締結式には、
国土交通省の水島智事務次官も出席。
合意文書には、国が関与する形で工事の影響や対策をモニタリングし、国交省指導のもとJR東海が対応することも記されました。
鈴木知事
「(水問題は)一定の解決は出来た。今後不測の事態が起こった時にしっかり国も関与していただく形で対応していくことが確認取れたので、一定の成果だと思う」
JR東海・丹羽俊介社長
「今回の確認書の締結が大井川の水資源を利用する地域の皆さまの安心につながればと考えている」
リニア新幹線静岡工区の工事で水量が減る恐れがあるとして、静岡県とJRが協議を続けてきた大井川の水問題。
今回の合意で、およそ10年越しに問題は解決したことになります。
大井川の水を使う酒造からは…。
杉井酒造 杉井健太郎 専務
「やっと合意できたなっていうようなことを思っている。」
大井川の地下水で、日本酒をつくる杉井酒造。
日本酒造りに水は欠かせない中、期限を設けない補償には前向きです。
杉井酒造 杉井健太郎 専務
「補償内容については十分交渉で引き出せた結果。リニアも国策としてもかなり重要なので、話が一歩進んでよかったなと思う。」
流域の市民は…。
島田市民 70代
「書面で後世まで残していくというのはいいと思う。地元の人たちも少しは安心するんじゃないですか」
島田市民 30代
「島田市民にとっては命の水というところで、ずっとそういった補償をしていただければ安心に生活できる」
