本気のタイを食べるならココしかない 静岡市「サバーイ・ディール」

 1992年創業。静岡市葵区紺屋町で30年以上続くタイ料理店「サバーイ・ディール」。タイ政府認定“のタイ・セレクト”を受けるレストランだ。長く続く理由は雰囲気ではなく、味の精度にある。
 ランチを食べるならハーフ&ハーフで決まり。好みの料理2品チョイスして1200円というお得感。人気の組み合わせはグリーンカレーと米粉汁めん。グリーンカレーは緑唐辛子の鮮烈な辛さを、ココナッツミルクの甘みで包む設計。鶏肉、ナス、ピーマンが溶け込み、ハーブの香りが立ち上がる。辛い。しかし丸い。舌に残るのは刺激よりも旨みだ。白飯と混ざった瞬間、味が完成する。

グリーンカレーと米粉汁めんは最高の組み合わせ
グリーンカレーと米粉汁めんは最高の組み合わせ

 対照的なのが米粉汁めん。豚ガラと鶏ガラ、野菜から取る出汁は透明感がある。中細の米粉麺は軽やかで、するりと入る。肉団子の旨みがじわりと広がり、辛さの後の休符になる。ランチでこの2品を並べると、濃淡の構図が鮮明だ。

あっさりとした米粉汁めん
あっさりとした米粉汁めん

 グラパオはホーリーバジルの香りが軸。甘辛い鶏ひき肉に唐辛子が加わり、香りが鼻に抜ける。半熟卵を崩せば全体がまろやかにまとまる。

グラパオはハーブの香りがぷんぷん
グラパオはハーブの香りがぷんぷん

 さらにパッシーユ。タマゴとエビを炒める。湯がいたケールと極太の米粉麺を入れる。そして黒醤油で炒め、焦げる直前の香ばしさをまとわせる。もっちりした麺がタレを抱え込み、噛むごとに旨みが広がる。

パッシーユ(1000円)
パッシーユ(1000円)

 辛さだけではない。甘み、酸味、香り、食感。そのバランスを崩さないからこそ、30年続く。本場を知る人が通い続ける理由が、皿の上にある。

本気のタイを食べるならココしかない 静岡市「サバーイ・ディール」

サバーイ・ディール
静岡市葵区紺屋町6-13 松永ビル2階
電話番号:054-253-5778
定休日:木曜日
営業時間:11:30-14:00 L.O.13:30 17:00-22:30 L.O.21:30
※日・祝は17:00-22:00 L.O.21:00
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