熱海土石流災害で被災した逢初川の中流部の一部で改良工事を開始

熱海土石流災害で被災した逢初川の中流部で新たな改良工事が始まりました。
工事が始まったのは静岡県熱海市の逢初川中流部およそ74メートルの区間です。
災害に強くするためこれまで市道の下を流れていた河川の地下排水溝にコンクリートのトンネルを設置して川幅を広げます。
熱海土木事務所 関野優治技監:
「用地買収は完全に終わっていないが、用地買収が終わったところから順次施工可能なところの工事を始めて、完成に向けて工事を発注していきたい」
静岡県は2023年度から逢初川の別の区間でも河川の改良工事を進めていて、今回の工事が完了すれば進捗(しんちょく)率は全体の35パーセントになります。
工期は9月1日までの予定で、それまで工事区間の市道は住民を除いて通行できなくなります。