新東名高速道路のSAで南海トラフ地震を想定した防災訓練 駿河湾沼津サービスエリア

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南海トラフ地震を想定した防災訓練が、静岡県沼津市の新東名高速道路サービスエリアで行われました。

「しゃがんでください」

 この訓練は南海トラフ地震によって新東名高速道路が全線通行止めとなり、本線に取り残された人や近くの住民がサービスエリアに避難してきた想定で行われました。

 訓練ではまず、震度7の揺れが収まった後、係員が屋内にいる客に避難を呼びかけ外へ誘導。

 屋内に取り残された客がいないかを確認した後、負傷者1人を担架で運びました。

 訓練にはサービスエリアのテナント関係者や、一般客などおよそ50人が参加し、外へ避難した後、仮設トイレや救護テントを組み立てたほか、消火栓からホースを伸ばし放水方法を確認しました。

中日本エクシス駿河支店 山崎直樹支店長:
「(高速道路)が寸断された時にもまずサービスエリアが自立して対応できるような状況を作る。そして救援がすぐに来れなくても、中に居るお客様を守るべき施設だと考えている」

 中日本高速道路によりますと、駿河湾沼津サービスエリア上りには避難者850人の3日分の水や食料が備えられているということです。