検察審査会の議決後一転、殺人罪で起訴された男の裁判 精神科医は「被告は幻覚もう想状態で、殺さなければ殺されるという思いにとらわれていた」と証言 静岡地裁沼津支部
検察審査会の議決後一転、殺人罪で起訴された男の裁判は、13日も地裁沼津支部で精神科医の証人尋問が
行われ、医師は「犯行時の男は妄想にとらわれていた」と証言しました。
起訴状によりますと、被告(40)は2021年5月富士市の自宅で、友人の男性(当時37)を金属バットで殴り殺害したとされています。
13日は被告が起訴される前に「心神喪失」だったとする意見書を出した精神科医が証言に立ちました。
医師は犯行時の被告について、「覚醒剤による幻聴に左右された幻覚妄想状態で、殺さなければ殺されるという思いにとらわれていた」と述べました。
12日証言した別の精神科医2人は水野被告に刑事責任能力は問えるとの立場を示していました。
裁判は次回17日に結審し、25日に判決が言い渡されます。