小学生4人が死傷した事故から2週間 容疑者を立ち会わせて事故現場で実況見分 浜松市中央区

浜松市で小学2年の女の子が死亡した事故で、7日警察は容疑者を現場に立ち会わせ、実況見分を行いました。

 浜松市で自転車に乗った小学生4人がはねられ、1人が死亡、3人が重軽傷を負った事故から、7日で2週間。

和田佳代子記者
「捜査員らが車に乗った容疑者と会話しているのでしょうか。捜査員が現場と車を行き来する様子が確認できます。容疑者は白い車の後部座席に乗っているとみられます」

 7日、警察は車を運転していた容疑者を立ち会わせ、事故があった現場で、実況見分を行いました。

 いわゆる、“引き当たり捜査”です。

和田佳代子記者
「軽トラックが女の子4人が乗った自転車の列に後ろから突っ込んだあと、一番最初にぶつかったとみられるブロック塀に残った傷の始まりのあたりを入念に調べています」

 およそ40分にわたって行われた、7日の実況見分。

 容疑者に現場に残る事故の痕跡を確認させるなどして、当時の状況を詳しく調べたということです。

浜松市中央区
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「おいしい」

 亡くなった、小学2年の少女(8)。

 一時意識不明の重体となっていた少女の姉は、その後、容体が回復。

 「早ければ今週中にも退院できそう」だと、7日静岡朝日テレビの取材に対し、父親が明らかにしました。

少女父親
「姉は順調に回復しています。日常のことや、これからのことなどを話しています。妹のことも伝えました。かなりショックだと思いますが、僕ら両親のことを考えて「妹の分まで頑張って生きる」と言ってくれています。相手に関しては、怒りしかないです。恨みます。許せません」

 捜査関係者によりますと、容疑者の持病や服用していた薬が事故に影響した可能性について、すでに医師による検査を進めているということです。

浜松市中央区
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