災害対応の司令塔となる「防災庁」が発足 自民党の細野豪志氏が初代防災大臣に就任「第一に意識しなければならないのは南海トラフ地震」
2日発足した、災害対応の司令塔となる「防災庁」。静岡選出で自民党の細野豪志(ほその・ごうし)氏が、初代防災大臣に就任しました。
●細野豪志防災大臣:
「国難級の大規模災害においても、国民の生命・身体・財産を守り抜くため、災害対応の司令塔として我が国の防災体制を強化し、世界一の防災大国を目指す。大規模災害で我々が明確に意識しなければならない第一は、南海トラフ地震だと思います」
今後30年以内の発生確率が「60%~90%程度以上」とされる、南海トラフ地震。太平洋沿岸の広範囲に甚大な被害をもたらすと想定され、最新の国の被害想定では、最悪のケースで10万人余りの死者が出るとされています。
●細野豪志防災大臣:
「実際に起こった場合は、国家の命運を賭けた戦いになると思います。いつ起こるか分からない災害に、省庁にも自治体にも、さらには国民にも備えていただくのが防災庁としての最大の役割」
細野防災大臣は、防災庁発足にあたって国民に対する「緊急要請」を実施。住宅の耐震化や家具の固定、水や食料、携帯用トイレの確保、ハザードマップの確認など5つの項目について、「自らの命を自らが守ることが必要」だとして、「徹底」を呼びかけました。
1時間以上に及んだ、会見。関心の高さと同時に、細野氏が政治のフロントラインに戻ってきたことを印象づけました。
発足式では、高市総理が職員らに訓示しました。
●高市早苗総理大臣:
「自然災害自体を防ぐことはできませんが、事前の備えで被害を減らすことはできます。防災・減災で災害に強い国をつくることは、日本列島を強く豊かにすることそのものです。国民の皆さまの命と暮らしを守り抜く。そのために一切の妥協はしない。この覚悟のもと世界一の防災大国を目指してともに力を尽くしてまいりましょう」
細野大臣は…
●細野豪志防災大臣:
「最大の我々が臨むべき相手、対象というのは国難級の災害ということです。これまでの内閣府防災とは違って、この防災庁のトップは総理です。特に各府省に対しては勧告権を持ちますから、我々の要請にしっかりと応えていただくように、これから確認をして、そしてその対応が十分でないのであれば再度要請をする、もしくは勧告権もあり得べしと、このことを皆さんしっかりと覚えておいてください」