閉校した静岡市清水区の小学校が新たな交流拠点に生まれ変わる スポーツチームの合宿や観光での利用を想定した宿泊室やサウナなども整備
2022年に閉校した静岡市清水区の清水西河内小学校が、都内の民間事業者により新たな交流拠点に生まれ変わることがわかりました。
旧清水西河内小学校は、少子化や過疎化の影響で2022年3月に閉校。静岡市は地域活性化に向け、初めて民間事業者主体の廃校活用に関する公募を実施。
応募は1件のみでしたが、木育商品や自然体験を提供する「東京・森と市庭」(東京・奥多摩町)が要件を満たしたことで選ばれ、3日、基本協定を締結しました。市は、旧小学校をこの事業者に貸し出し、事業者が改修を行ったうえで運営するということです。
事業計画では、体育館と校庭に地元の産材を使った木製遊具を設置するほか、スポーツチームの合宿や観光での利用を想定した宿泊室の整備を行うとしています。この他、校舎にはサウナやトレーニングジム、貸会議室なども整備する方針です。
施設の維持管理や運営費は事業者が負担し、改修工事などの整備費は市が国の交付金を活用し助成するということです。
設計を含む改修工事は2025年4月から2026年3月まで行われ、同年5月にグランドオープンする見通しです。
市は、2025年度中に2040年度までを期間とする賃貸借契約を結ぶ予定で、工事費については協議中としています。
