市民文化会館の改修工事の入札不調は建築関係の需給のひっ迫に加え日本の公共事業の仕組みにも課題があると指摘 静岡市・難波喬司市長

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静岡市の難波市長は市民文化会館改修工事の入札が不調な理由について、需給のひっ迫に加え日本の公共事業の仕組みにも課題があると指摘しました。

緑の党 グリーンズジャパン 松谷清議員:
「入札予定価格の2倍を示したいゼネコン側の問題なのか。中小自治体が直面する普遍的・構造的な問題なのか」

静岡市 難波喬司市長:
「建築関係の需給がひっ迫し、とりわけ建築設備関係の専門施工事業者の人手不足や、建築設備の物価上昇が続いてる状況」

 また難波市長は「補修工事の場合は劣化の状態により見積り段階以上に費用と時間がかかるリスクがある」と説明。

 このため「発注者の市と受注者の事業者側で見積もり価格に差が生じる可能性があるが、日本の公共事業の場合、発注者の市にこのリスクを見積もり価格に反映する仕組みがない」と説明しました。