【リニア新幹線工事】静岡県内でのボーリング調査の実施を了承 大井川利水関係協議会 静岡・藤枝市

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静岡県内の大井川の流域市町などで作る協議会が開かれ、リニア工事に伴う静岡県内でのボーリング調査の実施を了承しました。

 静岡県や大井川の流域市町とJR東海などで作る大井川利水関係協議会は、27日午後藤枝市でおよそ2年ぶりで対面で会議を開きました。

 27日の会議で議題となったのは、リニア中央新幹線工事でJR東海が山梨県側から進める先進坑の掘削工事について。

 先進坑を巡っては、県境60メートル付近に到達した時点で掘削を一時停止し、付近でボーリング調査を実施する方針を示していて、静岡県の専門部会でも了承されています。

 27日との会議ではこの調査について、流域市町からも異論は無かったということで、県境付近から静岡県内へのボーリング調査の実施が了承されました。

 また、ボーリング調査で水資源に影響が出た場合、JR東海が対策として示しているいわゆる田代ダム案を実施することも了承されました。

JR東海 澤田尚夫中央新幹線推進本部長:
「きょう利水協議会の方にそういう考え方をお諮りして了解いただきましたので、東京電力さんには(今後)少し取水抑制を広げさせてくださいという話をしていく」

島田市 染谷絹代市長「スケジュール感だったり、立証責任や私たちには負えない保証期間の話だったりといった動きのことも、この先議論されることをうかがいました。節目節目で議論するのが大事と改めて感じた」