港町が描くこの先のまちづくりは? 静岡・焼津市が描く街の未来を支える「防潮堤」
街の未来を支える「防潮堤」

静岡県焼津市の海に面する地域では港町の特性を生かした街づくりを進めています。
市が描く街の未来を支えるのは、津波などから身を守る「防潮堤」です。
●大野裕輝記者:
「焼津市中港に来ています。ここはJR焼津駅から歩いて10分ほどの場所なんですが、歩いていると港町の風情が感じられて、非常に清々しい気持ちになります」
この場所に2026年度から着工を予定しているのが、全長およそ390メートルの防潮堤。ただの防潮堤ではなく、階段状の造りが特徴です。
この形状を生かして港町ならではの風景を望める遊歩道や、イベント時の観覧席として活用が期待されています。静岡県内でこうした役割を持つ防潮堤が作られるのは初めてです。
「焼津PORTERS」
2023年、このエリアに一足早く完成したのが「焼津PORTERS」。
●焼津PORTERS 高谷正道艦長:
「漁具倉庫をリノベーションしてできたコワーキングスペースだったりとか、飲食店・フードコートをはじめとした複合施設となっています」
この20年ほどは使用されていませんでしたが、改装された今では交流拠点になっています。
●焼津PORTERS 高谷正道艦長:
「市外・県外の方がもうちょっと欲しいかなと思うので、そういった方が来るような仕組みづくりみたいなものは今後、より力を入れていけたら」

エリア全体の回遊性向上が狙い
港町・焼津市が描くこの先のまちづくり。それがこちら。
焼津駅や港周辺を6つのエリアに分けて、地域の特性を残しながら、核となる施設や道路などを整備することで、エリア全体の回遊性を向上をさせる狙いです。
港町ならではの課題と魅力、両立を目指します。
