参院選ラストサンデー…自民・国民 静岡選挙区(前) 日焼けで真っ黒の候補者たちが懸命の訴え

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 政権選択選挙と位置付けられる、夏の参議院選挙。静岡県全域を選挙区とする17日間の選挙戦は、すでに後半戦に突入しています。

自民党 現職 牧野京夫候補(演説):「この国の舵取りをできるのは我々しかいない」

国民民主党 現職 榛葉賀津也候補(演説):「衆議院では山が動いたよ。野党の声が国民の声だ」

共産党 新人 鈴木千佳候補(演説):「2万円の給付、1回こっきりでは物価高騰の対策にはなりません」

参政党 新人 松下友樹候補(演説):「苦しんでいる日本人を皆さんと一緒に救いましょうと」

 改選2議席をめぐり、7人の争いが続いています。13日までの期日前の投票率は、3年前の参院選に比べて1.24倍。浜松市、静岡市、富士市など、いわゆる“大票田”での上昇傾向が顕著になっています。

自民・牧野京夫候補「かつてない危機感」 責任与党を強調

自民党 杉山盛雄県議:「良い色になってきたじゃん。頑張ってください。最後まで」

 自民党の現職・牧野京夫さん。選挙戦、最後の日曜日を静岡駅前からスタートさせました。

自民党 現職 牧野京夫候補(演説):「今も物価高、本当にお困りの方が多いと思います。私は小泉農水大臣が備蓄米を放出したときに、スーパーに朝の3時から並ぶ人たちの姿をテレビで見て、本当に申し訳ないと思いました。やっぱり我々はもっと早く気づくべきだった。ある意味、殻を破っていかないといけないと思います。それがこれからの自民党には必要だと思います」

 地域に根差した現実的な政治を行い、厳しい安全保障環境の中で、国の舵取りを担えるのは自民党だけだと訴えます。

自民党 現職 牧野京夫候補(演説):「ある意味、野党の政策を端から無視するのではなくて『こういうことも考えられるんだ』と。ただし、その財源はどうするんだっていうのが我々自民党です。ですから、これからも我々はこの国の舵取りをさせていただきたい。そして、この選挙に勝たせていただきたいと思います」

 選挙戦が後半戦へと突入する中、陣営の危機感はかつてなく高まっています。

 衆議院で議院運営委員長を務める浜田靖一議員も応援に入りました。

自民党 浜田靖一(演説):「今回の選挙、我々負けるわけにはいきません。石にかじりついてでも、勝ち抜かなければならないと思っています」

自民党 現職 牧野京夫候補(演説):「こんなに厳しい選挙は4回目にして初めてであります。参議院が過半数割れを起こしたら、もうこれは政権として、例え、しばらくできたとしても、もう法案も予算案も通らなくなったら、これは下野するしかなくなります。ですから、何としてもこの選挙、勝たせていただきたいと思います。自分のためではありません。これは、この国を、この国を、崩壊させないための戦いです。(そうだ)日本の政治を安定させ、新しい時代を迎える、その体制を作らせてください。どうか(壇上から降りる)よろしく、よろしくお願い申し上げます。厳しい戦いです。最後までよろしくお願い申し上げます(拍手)」

参院選ラストサンデー…自民・国民 静岡選挙区(前) 日焼けで真っ黒の候補者たちが懸命の訴え

国民・榛葉賀津也候補 全国行脚の選挙戦 週末も地元に戻らず

 国民民主党の現職、榛葉賀津也さん。党の幹事長として、この週末も静岡に戻らず、応援で全国を回りました。

国民民主党 現職 榛葉賀津也候補(演説):「今政治に足りないのは、当事者意識なんだね。税制・政治・政策を作っている人が、当事者意識がないから、暮らしと政策がどんどん乖離していく。備蓄米をどんどん出して安くなった。ほらいいだろって、何かおかしいね。何かおかしいよ。やっぱり集めた税金を、使う側ではなくて、働いて税金を払う側の政治。これをみんなしてやりたいと思います」

 14日で、12日目を迎えた選挙戦。これまでに3回、静岡、三島、浜松の順で地元入りしています。

有権者:「榛葉さんファンです!」
榛葉さん「ほんとに!俺もファンだよ」

国民民主党県連 田中健会長(演説):「榛葉幹事長はこれからも全国を飛び回ってまいります。だからこそ、静岡の私たちが一致団結して」

 先週、浜松駅で行われた街頭演説。

国民民主党 現職 榛葉賀津也候補:「暑い夏、クーラーをつけるのも節約をしている国民がこの選挙で日本の政治を変えるんだという思いがだんだん来ている感じがします」

 掲げているのは、「手取りを増やす夏」。

国民民主党 現職 榛葉賀津也候補(演説):「皆さんが山を動かして、与党は過半数割れになったんです。きょうも甲府で演説をしていたら、磐田から甲府の大学に行った青年から『榛葉さん、僕、磐田の出身です。ありがとうございます。榛葉さんたちのおかげで150万円までバイトしても税金かからなくなりました。僕たちの1票で政治が動いたんですね。ぜひこの参議院選挙も頑張ってください』と言われました。(拍手)そうです、皆さん、政治は永田町や霞が関でスーツを着たおじさんがやるもんじゃないんです。この30年間我々は、我々が乗ったボートのオールを知らないどこかのおじさんに持たせて傍観していた。我々が持つんです。我々が目指す方向に、みんなで持って漕いで、この日本丸を正しい方向に持っていくんです」

参院選ラストサンデー…自民・国民 静岡選挙区(前) 日焼けで真っ黒の候補者たちが懸命の訴え