リニア工事現場から有害物質「六価クロム」含んだ水が流出 ポンプの夜間停止を怠る 山梨・早川町

山梨県のリニア新幹線の工事現場から有害物質「六価クロム」を含んだとみられる水が流出したことがわかりました。
JR東海などによりますと、山梨県早川町のトンネル工事現場で、掘削により発生した土砂に触れた雨水が水槽からあふれ、流出しました。水槽に貯まっていた水には、排水基準値を越える六価クロムが含まれていて、県は流出した水にも含まれている可能性があることから、早川と富士川本川の水質調査を実施。その結果、いずれも1リットルあたり0.005ミリグラム以下で、環境基準値を下回っていたということです(環境基準値0.02mg/L)。水槽に雨水を送るポンプを夜間に停止するのを怠ったことが原因で、水があふれたということです。
JR東海は「地域の皆様には、ご心配をお掛けしています。周辺環境に配慮し慎重に作業を行っていくよう施工会社を指導してまいります」とコメントしています。