戦国時代の狼煙が発達か 伝統行事「朝比奈大龍勢」…全長15メートル超の手作りロケット花火26本を打ち上げ 静岡・藤枝市

 5年ぶりに観客が見守る中、静岡県藤枝市で21日、県の無形民俗文化財で2年に1度行われる伝統行事「朝比奈大龍勢」が行われました。

 大龍勢は、戦国時代の狼煙(のろし)が発達したものと考えられている全長15メートルを超える巨大な手作りのロケット花火です。有観客の開催は5年ぶりで、地域ごとに13のチームが参加。それぞれ趣向を凝らした大龍勢を用意しましたが、空高く打ち上がる前に破裂してしまうケースも。

 しかし、そのしばらく後には。

「さぁ 行け!」
 ヒューン!
「行った!行った!」
 ドカーン!

 この日は昼すぎから午後8時半まで合わせて26本の大龍勢が打ち上げられ、訪れたおよそ1万人の観光客が楽しんでいました。