サクラエビ秋漁始まる 漁協「不安半分、期待半分」 春の水揚げは去年の1.5倍と回復傾向 静岡市 由比港

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 1日からサクラエビの秋漁が始まり、静岡市の由比港を船が出港しました。

和田佳代子記者:「待ちに待ったサクラエビの秋漁がきょうから解禁となり、続々と船が出港していきます」

 サクラエビは近年不漁が続いていて、静岡県桜えび漁業組合は資源回復のため、水揚げ量を制限するなど自主規制を設けてサクラエビの保護を優先してきました。

 その成果か、今年の春漁の水揚げ量はおよそ308トンで、去年と比べると1、5倍に増加しました(今年春漁308トン、去年春漁201トン)。しかし、まだ資源回復の途中のため、きょうから始まる秋漁もサクラエビをとることを制限する保護区を設けて、引き続き規制を行うということです。

県桜えび漁業組合 実石正則組合長:「不安半分、期待半分、実際問題出てみないとわからない部分が多いので、自然相手なもので。初日はエビがどこにいるか、どのくらいの大きさのエビがいるか、調査を兼ねての操業のため、じっくりきょうは調査していきたい」

実石正則組合長
実石正則組合長

 今年の秋漁は、12月25日までで、きょうとれたサクラエビはあす2日早朝、競りにかけられます。