東海大学海洋科学博物館が一部を残し取り壊しへ 自然史博物館も解体 静岡市清水区

三保の水族館として親しまれ、2023年有料入館が終了した静岡市清水区の東海大学海洋科学博物館が一部を残し取り壊されることになりました。
東海大学海洋科学博物館は1970年に開館。
高さ6メートルの大水槽などで知られ「三保の水族館」の愛称で親しまれてきました。
しかし、施設の老朽化などでおととし有料入館を終了。
その後は大学の教育研究機関として運営されていました。
施設によりますと、耐震性に問題があるため、学芸員を養成するための研究施設などを残して、建物の取り壊しが決まったということです。
工事の時期は未定です。
また、敷地内にある自然史博物館も解体されるということです。
静岡市 難波喬司市長:
「何とか残そうということでご努力されたと思いますけども、やはりあまりにも費用がかかりすぎるということでですね、はい、継続は断念されたんじゃないかなと。」
「海洋・地球総合ミュージアム」
一方、市が清水港に計画する水族館と博物館の総合施設、「海洋・地球総合ミュージアム」について、難波市長は「事業者側との協議が整っておらず着工の見通しは立っていない」と述べました。
