「工事を一括で発注すると費用が安くなる」熱海土石流災害の原因を究明している市民有志のグループが遺族らと意見交換

　静岡県の熱海土石流災害の原因を究明している市民有志のグループが公開ワークショップを開き、参加した遺族らと意見を交わしました。

　この中では熱海市が建立する方針の慰霊碑について、東日本大震災の釜石市の事例を取り上げ、住民との合意形成などモニュメント作成までの経緯を説明。

　父親を亡くした遺族からは「何のために建てるのか目的をはっきりさせて、全遺族に意思を確認し、公平に行ってほしい」という意見が出されました。

　また、伊豆山の復興工事については、経費率の高さが課題とされ「工事を分割して発注するのではなく、一括でやると経費比率が下がって費用が安くなり、工期も短縮できる」などと指摘が上がっていました。

●熱海土石流原因究明プロジェクトチーム　清水浩さん：
「過去にも（市に）指摘はさせて頂いているが、改めて見直してもいい時期に来ているのではないかと」