スープが主役! 新感覚スパゲッティ専門店 静岡市「ズッパ静岡」

静岡市の中心街、青葉シンボルロード沿いに今春オープンした「スパゲッティ食堂 ズッパ静岡」。店名の「ズッパ」とはイタリア語で“スープ”を意味し、その名のとおり、ここで味わえるのはスープを主役にしたパスタだ。器になみなみと注がれた熱々のスープと麺の組み合わせは、従来のスパゲッティのイメージを覆す新鮮さに満ちている。看板料理は「トマトズッパ」。ベースとなるスープは、タマネギやシメジ、ハーブをじっくり1時間以上炊いて仕上げた野菜だし。そこに炒めたタマネギやベーコン、シメジを合わせ、トマトソースとスパゲッティを煮込むことで、酸味とコクが絶妙に絡み合う。こぼれそうなほど盛られた器にスープが映え、まずはレンゲでひと口。続いて麺をすすれば、スープがしっかり染み込んだ麺の旨みと具材の食感が次々に押し寄せる。最後は残ったスープに専用ライスを加えてリゾットに。炒め野菜の甘みが溶け込んだ奥深い味わいが、〆の一口を格別にしてくれる。

ズッパ名物 トマトズッパ(1000円)
ズッパ名物 トマトズッパ(1000円)

〆は無料のご飯でリゾットに
〆は無料のご飯でリゾットに

一方で、クリーミーさを楽しみたいなら「カルボナーラ」。ベースは同じスープだが、トマトソースの代わりに生クリームと牛乳を加えて仕上げる。ひと口含むとミルキーでありながら驚くほどさっぱり。仕上げに卵黄を絡めれば、まろやかさが増して、従来のカルボナーラとは一味違う軽やかさに出会える。

カルボナーラ(1200円)
カルボナーラ(1200円)

女性客に人気なのは「蒸し鶏と青葱」。仕上げにひと回しするゴマ油が香り立ち、あっさりとしたラーメンを思わせる風味だ。野菜のスープのうまみをダイレクトに味わえ、ほろほろとした鶏肉が食感のアクセント。軽やかな口当たりで、最後まで心地よく食べ進められる。

蒸し鶏と青葱(1000円)
蒸し鶏と青葱(1000円)

さらに注目は新メニュー「スパイシーカレー」。6月に加わったばかりの一皿で、数十種類のスパイスを組み合わせた本格派。カレー粉とトマトソースを合わせてスープに仕立てており、飲むたびに刺激と爽快感が広がる。途中で卵黄を落としてマイルドに変化させるのも一興。残ったスープにリゾットライスを加えれば、カレーライス風に姿を変え、最後まで飽きさせない。

スパイシーカレー(1200円)
スパイシーカレー(1200円)

どの料理も“スープを飲み干す”発想から生まれた新感覚。卓上の調味料で味変する楽しみもあり、ひと皿の中で驚きと発見が連続する。「ズッパ静岡」は、パスタの可能性を大きく広げる存在となっている。

スープが主役! 新感覚スパゲッティ専門店 静岡市「ズッパ静岡」

スパゲッティ食堂 ズッパ静岡
静岡市葵区両替町2-1-6マサキビル1階
電話番号:090-7955-5492
定休日: 不定休
営業時間:11:30-15:00 L.O.14:30/17:00-22:00 L.O.
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