静岡県選出国会議員に県政の課題を説明 全国知事会では多文化共生の実現に向けた共同宣言案を発表 鈴木康友知事
鈴木知事が都内で静岡県選出の国会議員に県政について説明しました。
鈴木康友知事
「県の財政はこの数年、毎年赤字が続いていて、財政の健全性を維持しつつ、必要な投資をしっかり行っていく方針」
鈴木知事は26日午前、都内で静岡県選出の国会議員に県政の課題などを説明。
国の政策につなげるため意見が交わされました。
会合は非公開で行われ、鈴木知事は空飛ぶクルマの市場参入支援や、台風被害を踏まえた災害時の支援拡充などを訴えました。
自民党・井林辰憲衆院議員
「静岡県のために働いていくということに関しては、変わらないので、我々自民党、そして公明党と一緒になって、課題解決に取り組んでいくというのは変わらないと思います」
立憲民主党・源馬謙太郎衆院議員
「知事から厳しい財政状況の話もあった。投資するところと切り詰めていくところのメリハリを付けてやっていく必要もある」
鈴木知事はこの後全国知事会に出席。
外国人の受け入れに関するプロジェクトチームのリーダーとして、多文化共生の実現に向けた国民へのメッセージである共同宣言案を発表しました。
宣言では、「外国人が増えると犯罪が増えるなど、根拠があるとは言いがたい情報がSNSなどで見受けられる」と指摘。
国に対し「正確なデータに基づく積極的な情報発信を行うよう働きかけていく」などと明記されました。
鈴木康友知事
「(外国人の)受け入れについての明確な方針の策定と、入れたからには国が責任を持って社会統合を進めていただくように、規制の強化と合わせてそうした取り組みを同時に行っていただくようにお願いしていきたい」
会議ではこの他、ガソリン暫定税率の廃止を巡り、地方の減収は代替となる恒久財源を措置するなど、安定財源の確保を求める緊急提言も決議しました。
