アメリカのトランプ政権は輸入する自動車への追加関税を3日発動 静岡県内でも影響を懸念する声

アメリカのトランプ政権は輸入する自動車への追加関税を3日発動しました。静岡県内でも影響を懸念する声が高まっています。

トランプ大統領 
「今日は解放の日だ!この日を長く待っていた!4月2日はアメリカの産業再生の日だ!」

 きょうを“解放の日”と表現したトランプ大統領。

 会見中、突然手にしたのは、フリップ。

 そこに書かれていたのは…。

トランプ大統領
「日本はとても力強く偉大な人達だ 24%」

 演説での発表後、即時に実行された「相互関税」。

 すべての国を対象に、10%の関税を課す方針も明らかにしました。

アメリカのトランプ政権は輸入する自動車への追加関税を3日発動 静岡県内でも影響を懸念する声

大井川電機製作所

大井川電機製作所 佐々木孝行 社長
「予想されるところでは日本車の売れ行きが悪くなるというところで、我々の電球も一時的かもしれないが数量が減ってしまうのではないかと心配している」

 こう話すのは、島田市でテールランプやルームランプなど、ヘッドライトを除けば、自動車で使われる電球のほぼすべてを製造している「大井川電機製作所」。

 自動車向けの電球が、会社全体の売り上げの8割を占めています。

大井川電機製作所 佐々木孝行 社長
「こちらの製品がアメリカにアフターパーツとして輸出しているものひと月当たり100万から150万個くらいは輸出している。関税がかかってなかなか売れなくなると非常に厳しい」

 これは、アメリカに輸出している、現地で日本車を修理するための交換部品。

 追加関税によって日本車が売れなくなれば、売り上げの低迷が懸念されます。

大井川電機製作所 佐々木孝行 社長
大井川電機製作所 佐々木孝行 社長

「ハナビラタケ」

 そうした状況の中、すでに自動車部品に頼らない、新たな試みを始めていました。

 つくっているのは、「ハナビラタケ」。

 栽培するのが難しいため、市場価値が高く“幻のきのこ”と呼ばれています。

 電球での生産ノウハウを生かし、今では月に2万パック、およそ3トンを出荷。

 2024年1年間で、およそ5000万円の売り上げとなるまでに成長しました。

大井川電機製作所 佐々木孝行 社長
「まだまだハナビラタケは目標の売り上げまでいっていないので、こちらも増やしていって、当社の柱にしていけたらと考えている」

ハナビラタケ
ハナビラタケ

鈴木康友知事

 トランプ関税の発表を受けて、先行きの懸念は高まっています。

 日経平均株価は一時、きのうより1600円以上急落し、およそ8カ月ぶりに3万5000円を割り込みました。

 3日夕方、鈴木知事も取材に応じました。

鈴木康友知事
「かなり幅広い分野に影響が出ると予測をされますので、大変懸念をいたしております。まずはその状況をしっかり把握をしていくということが必要だと。これは逆にブーメランのようにアメリカ経済へ深刻な打撃となって影響が出てくる可能性がありますので、そうした世界経済の動向も注視をしていく必要があるし。国としっかり協調しながら、県としてできることを検討していくということになろうかというふうに思います」

鈴木康友知事
鈴木康友知事