早場米の稲刈り始まる 去年より3割高く出荷へ 浜松市・京丸園

米の価格に注目が集まる中、浜松市では収穫時期が早い早場米の稲刈りが始まりました。
和田佳代子記者
「日差しがジリジリと照りつけ、汗が噴き出るような暑さの中、こちらの田んぼでは稲刈りが始まりました」
一面、黄金色に輝く稲で埋め尽くされた田んぼ。
3月末に植えた稲穂が実り収穫の時期を迎えました。
収穫されていたのはコシヒカリで、このところの暑さと乾燥で生育が心配されていたと言います。
京丸園の鈴木啓之会長
「(出来が)去年よりは良い。うまく実が入るような肥培管理はしてきたつもり」
暑さだけでなく湿度が大きく影響する米。
去年は不作でコメ不足に陥り、コメの価格高騰が深刻化しました。
京丸園によりますと、コメの相場や資材の高騰などを踏まえ今年は去年より3割高い2キロ2000円での販売を検討しているということです。
京丸園の鈴木啓之会長
「あんまり高すぎてもコメ離れになってしまうと思うし。かと言って、あんまり安いと生産者がいなくなってしまうので、うまく国の方で政策を練ってもらえれば。僕らは増産するために、おいしい安全安心なコメを作る努力はずっと続けていきたい」
今年は1800キロの収穫を見込んでいて、収穫されたコメはJAに出荷されるということです。
