備蓄米を求めてスーパーに長い列 並ばずに買えた人も…

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 静岡県内で販売が始まっている備蓄米。ぞくぞくと取扱量が増えています。

●能地優アナウンサー:
「午前8時前、田子重小笠店に来ています。平日の朝なんですけど、備蓄米を求めて列ができているんです。店にそって、ずらっと続いています。そしてこの列まだまだ続くんです、この角を曲がった先まで、奥の方まで続いています。さらにここだけでは終わりません。駐車場をはみ出して、およそ200メートルにわたって人が並んでいるんです」

 店の入り口に向かって、ずらっとできた、ながーーーい列!まだまだ続く、人、人、人…。開店1時間前、備蓄米を求めて300人以上が並びました。

●買い物客:
「こんなに多くいるとは思わなかった。整理券早くもらって帰りたいな、暑いで」

 午前8時時点で、27.1℃まで気温が上がっていた菊川市。暑さに耐えて、行列に並ぶみなさんのお目当ては「備蓄米」です。

●先頭に並んだ客(80代):
Q.きょう何時から並ばれています?
「朝1時に並びました」
Q朝1時!?午前1時ですか?
「そうです。遅れちゃいかんと思って、タイミングよく起きられてよかったです」

 静岡県内に14店舗を展開する、スーパー「田子重(たごじゅう)」。26日から随意契約の備蓄米の販売をスタートしました。店頭に並んだのは、2021年産の古古古米。価格は5キロ税込み1923円です。ずらっと並んだ備蓄米、その数なんと1400袋!! 一店舗あたりの販売量として、県内ではかなりの多さです。

●田子重 曽根礼助社長:
「仕入れ担当者が精米工場に交渉して、良い返事をいただいたことが一番大きいと思っています。ようやくこの日を迎えられてよかったなと思っております」

 開店前に、立体駐車場の1階が満車となるほど、多くの人が訪れたため・・・。

●能地アナ:
「午前8時です。あまりの混雑ぶりに駐車場が埋まりそうだということで、備蓄米の販売開始時間が1時間早まりました」

 整理券配布と同時に、販売を開始。社長自ら店頭に立ち、お客さんに備蓄米を手渡していきます。

●田子重 曽根礼助社長:
Q.続々とお客さん来ますね、どうですか?
「皆さん待っていらっしゃったんだと思いますね、無事にお届けできてよかったです」

●午前1時に並んだ先頭の男性(菊川市60代):
「やりました、ありがとうございます。ホッとしている、並んだかいがあった」

●初めて備蓄米を買った人(菊川市民80代):
「今までずっと3000円~4000円以上、こんな金額見たことない(笑)。(家から)歩いてくると1時間半以上かかる」
Q.1時間半以上かけて歩いて来た?
「そうだよ」
Q.歩いている時はどんな気持ちだった?
「早くお米って(笑)」

●能地アナ:
「現在正午過ぎです。販売開始から4時間が経ちましたが、備蓄米はまだ陳列棚に並んでいます。残り100袋ほどだということです」

 1400袋用意しただけあって、売り切れたのは午後1時ごろ。そのため、並ばずに買えた人たちも…。

●並ばずに備蓄米を買えた人(菊川市民30代と2歳):
「今ちょうど入ってきたところ」
Q並ばずに備蓄米が買えるのは?
「最高です。助かります。ずっと4000円以上だったので」

●田子重 曽根礼助社長:
「10月以降、新米が出てきて、どのぐらいの相場になるかが全くわからないので、それまでのつなぎとしてはとても有効かなと思っております」

 田子重は、随意契約で備蓄米400トンを調達。合わせて7万袋を8月中旬までに、県内各店舗で順次販売する予定です。

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