香ばしさと肉の旨みの共鳴が‟肉欲”を満たす 浜松市「モリズバーガー」
手のひらいっぱいのバンズを両手で支える。その瞬間、肉汁の予感が鼻をくすぐる。浜松市浜名区細江町のMORI'S BURGER(モリズバーガー)には、食べる者の肉欲を満たす秘密が詰まっている。店主の森藤繁さんはかつて「炭焼きレストランさわやか」で商品開発の責任者。ハンバーグを知り尽くした男が生み出すパティがこの店の顔だ。看板メニューは店名を冠した「モリズバーガー」。こだわりのパティは牛肩ロースをハンドチョップ(手切り)で粗挽きにしステーキに近い食感を作り上げた。口に運べばもはやステーキと思わせるほどの牛肉の旨味が広がる。

限定メニューもまた魅力的だ。「モッツァレラチーズバーガー」は、自家製タルタルソースをバンズにたっぷり。そこにレタスやトマト、パティにモッツァレラチーズなどをサンド。バジルソースも相まってどこかイタリアンな雰囲気を醸し出している。

「ハニーレモンチーズバーガー」は、レモンのハチミツ漬けにミントが爽やかに効く、真夏のごほうびバーガーだ。

去年登場しすでに人気を不動のものとしつつあるのが「ハラペーニョバーガー」だ。ハラペーニョのスライスがたっぷり乗ったところにピリ辛ソースが加わる。じわじわ辛みが広がるパンチ力のある一品だ。

肉の奥深さをパンに挟んで体現した男のバーガー。ここ浜松に“肉と真剣に向き合う”場所がある。

MORI'S BURGER
浜松市浜名区細江町三和147-1
TEL 053-570-9674
営 11:00~15:00(L.O.14:30)/土日祝11:00~18:00(L.O.17:30)
休 火曜日
Pあり